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📝 2026年10月16日(金)朝刊の文字版

2026年10月16日(金)の経済ニュース

おはよう!きのうの日経平均は3318円安で、下げ幅は歴代3位。アメリカのAIの会社の借金への不安が日本にも広がったんだ。夜の先物は少し戻しているけど、きょうは落ち着いて様子を見ようね。

きょうのポイント

日経平均は3318円安、下げ幅は歴代3位

ひとことで言うと:AIの会社への不安が広がって、日本の株が大きく下がった!

15日の日経平均は、前の日より3318円(4.9%)下がって6万4425円で終わりました。6日続けての下落で、下げ幅は歴代3位の大きさです。きっかけは、アメリカのAI向けクラウドの新しい会社「コアウィーブ」の、お金を返す力への不安でした。AIを支える日本の半導体の株にも売りが広がりました。一方で、安全とされる日本の国債が買われ、長期金利は2.89%に下がりました。

身近なものでたとえると:有名な寿司チェーンの新店が「借金を返せないかも」とウワサになって、マグロを仕入れていた市場までお客さんが逃げてしまった感じです。

コアウィーブ、「5年以内に借金を返せなくなる確率6割」の見方

ひとことで言うと:AIに大きなお金をかけた会社が、本当に借金を返せるか心配されている!

AI向けのクラウドを貸し出すアメリカのコアウィーブについて、借金を返せなくなる(デフォルト)リスクを取り引きする市場では、5年以内にそうなる確率が6割ほど織り込まれました。巨額の借り入れに頼ってAIの投資を広げるやり方が、曲がり角に来ているとの見方が出ています。

身近なものでたとえると:借金でどんどん新しいお店を出した寿司チェーンに、「本当に返せるの?」と取引先が心配し始めた感じです。

NYダウは556ドル高、AI以外の株にお金が移る

ひとことで言うと:アメリカでは、AI以外の会社の株が買われて反発した!

15日のNYダウは556ドル上がって5万2177ドルで終わりました。AI関連の株の一部は売られましたが、ナイキやホーム・デポなどお買い物関連や、ヘルスケアの株にお金が移りました。アメリカの長期金利が5.06%に下がったことも支えになりました。ナスダックは小幅に上がりました。

身近なものでたとえると:マグロが不安だと言われたお客さんが、サーモンや玉子のお皿に乗り換えた感じです。

アメリカの卸売物価は1.3%上昇、4年半ぶりの伸び

ひとことで言うと:お店どうしで取り引きするモノの値段が、ぐんと上がった!

15日に出たアメリカの9月の卸売物価指数(PPI)は前の月より1.3%上がり、2022年3月以来4年6カ月ぶりの大きな伸びでした。ガソリンが20.3%上がったことが大きくひびいています。同じ日に出た9月の小売売上高も0.8%増と予想(0.3%増)を上回りましたが、いちばん伸びたのはガソリンスタンドで、燃料高の影響が大きいとみられます。

身近なものでたとえると:寿司屋さんが市場で仕入れる魚の値段が、ひと月でぐっと上がった、という知らせです。

原油は6日続伸で97.97ドル、中東の不安が続く

ひとことで言うと:中東の争いがおさまらず、原油の値段がまた上がった!

15日のWTI原油は2.88ドル上がって1バレル97.97ドルで終わり、6日続けての上昇でした。アメリカがイランのエネルギー施設などを攻撃するかもしれないとアメリカのCNNが伝えたほか、ホルムズ海峡で船が攻撃されたとの発表もありました。金は、アメリカの金利が下がったことで買われました。

身近なものでたとえると:漁場の近くで争いが続いて、「次は漁船が出られないかも」と仕入れ値がどんどん上がっている感じです。

対米投融資の第3弾は半導体工場、1.6兆円

ひとことで言うと:日本のお金で、アメリカに半導体の工場をつくることが決まった!

政府は15日、日米の関税交渉で合意した日本の対米投融資の第3弾が、半導体工場の建設に決まったと発表しました。事業の総額は約100億ドル(1.6兆円)で、将来は約210億ドルまで広がる可能性があります。東京エレクトロンや東京応化工業などが、製造装置や材料を届ける形で加わります。

身近なものでたとえると:日本の会社が出資して、アメリカに大きなお寿司の工場をつくり、日本の包丁やまな板の会社が道具を納める、というイメージです。

きょう見ておきたいこと

きょうの経済用語

デフォルト(債務不履行)(でふぉると(さいむふりこう))
借りたお金や利息を、約束どおりに返せなくなること。その心配が強まると、その会社の社債の値段が下がり、利回りが上がります。
循環物色(じゅんかんぶっしょく)(じゅんかんぶっしょく)
人気だった分野の株が売られたお金が、ほかの分野の株に順番に移っていくこと。全体の指数は下がらなくても、中身が入れかわります。

きょうの経済クイズ

  1. 15日の日経平均の下げ幅は、歴代で何番目の大きさだった?
    答え:3番目 前の日より3318円(4.9%)下がり、下げ幅は歴代3位の大きさでした。AIの会社への不安が広がったのがきっかけです。
  2. 「卸売物価指数(PPI)」は、どんな値段の動きを表す?
    答え:会社どうしで取り引きするモノやサービスの値段 PPIは、企業の間で取り引きされる製品やサービスの値段の動きを表します。仕入れ値が上がると、あとでお店の値段にも広がりやすいので注目されます。
  3. 株が大きく下がった15日、日本の長期金利(10年もの国債の利回り)はどうなった?
    答え:2.89%に下がった 安全とされる国債にお金が向かい、国債の値段が上がって、利回りは2.89%に下がりました。国債は値段が上がると利回りが下がるしくみです。