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📝 2026年10月15日(木)朝刊の文字版

2026年10月15日(木)の経済ニュース

おはよう!アメリカの9月の物価は3.7%上昇と予想より高めで、AI・半導体株が大きく売られたよ。日経平均の先物も夜の取引で下がっているから、きょうの東京はちょっと注意かも。夜は小売売上高が出るよ〜!

きょうのポイント

アメリカの9月の物価は3.7%上昇、予想より高め

ひとことで言うと:アメリカの物価の上がり方が、また大きくなった!

14日に出たアメリカの9月の消費者物価指数(CPI)は、前の年より3.7%上がりました。8月の3.4%より伸びが大きく、市場の予想(3.6%)も上回りました。中東の争いでガソリンが9.1%上がったことが大きく、食品とエネルギーを除いた「コア」も2.6%上昇と予想より高めでした。

身近なものでたとえると:魚の仕入れ値(ガソリン)がぐんと上がって、回転寿司のお皿の値段が全体的に高くなってきた感じです。

ナスダックは1.88%安、AIへの投資に不安が広がる

ひとことで言うと:AIや半導体の会社の株が、アメリカでも大きく売られた!

物価の上振れで「金利が高いままだとAIへの投資が続けにくい」という心配が広がり、ナスダックは511ポイント下がって2万6692で終わりました。半導体株の指数(SOX)は4%あまり下がっています。AI向けのデータセンターを貸し出すコアウィーブの社債の値段が急に下がったことも、売りに拍車をかけました。NYダウは48ドル安でした。

身近なものでたとえると:高い設備を借金で建てた新しいお店が「借金を返せるかな」と心配され、同じような新店もまとめてお客さんが離れた感じです。

日経平均は5日続落、ASMLの決算のあとに失速

ひとことで言うと:途中まで上がっていたのに、半導体の決算をきっかけに下がって終わった!

14日の日経平均は33円下がって6万7744円で、5日続けての下落でした。午後の半ばまでは一時600円強上がっていましたが、午後2時ごろにオランダの半導体製造装置大手ASMLが決算を出すと、売上高が予想並みだったことで「材料出尽くし」の売りが出ました。夜の取引では、日経平均先物が6万6480円まで下がっています。

身近なものでたとえると:新メニューの発表を楽しみに行列ができていたのに、中身が「予想どおり」だったので、お客さんが帰り始めた感じです。

原油は5日続伸で95ドル台、IEAは「年末まで供給不足」

ひとことで言うと:中東の争いで、原油の値段がまだ上がり続けている!

イエメンのフーシによるサウジアラビアへの攻撃が激しくなり、14日のWTI原油は0.95ドル上がって1バレル95.09ドルで終わりました。5日続けての上昇で、一時は96.06ドルまで上がりました。IEA(国際エネルギー機関)は、ことしの世界の石油の需要は減るものの、年末までは供給が足りない状態が続くと予想しています。

身近なものでたとえると:漁場の近くでの争いが長引いて、魚がなかなか市場に届かず、値段が下がりにくい状態です。

FRBのベージュブック「物価の上昇圧力が再び強まる」

ひとことで言うと:アメリカの各地域でも、物価が上がりやすくなっていると報告された!

FRBが14日に出した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、燃料高がいろいろな業種に広がり、物価を上げる力がまた強まっている様子が報告されました。12地区のうち9地区は経済活動が「拡大した」と答えています。FRBは27〜28日にFOMCを開きます。

身近なものでたとえると:全国の支店長から「仕入れ値が上がっているけど、お客さんはまだ来ています」という報告がそろった感じです。

IMF見通し、日本のGDPは2027年に世界6位へ

ひとことで言うと:日本の経済の大きさ(ドルで数えた順位)が、インドとイギリスに抜かれる見通し!

IMF(国際通貨基金)は、日本の名目GDPが2027年にインドとイギリスに抜かれ、世界6位になるとの見通しを示しました。円安でドルに直した金額が小さくなることや、成長のにぶさがひびいています。日本は2023年にドイツに抜かれて4位になっていました。

身近なものでたとえると:売り上げを「ドル」で数えると、円安のぶんだけ日本のお店の売り上げが小さく見えてしまい、ランキングが下がる感じです。

きょう見ておきたいこと

きょうの経済用語

ベージュブック(地区連銀経済報告)(べーじゅぶっく)
アメリカのFRBが年8回出す、全国12地区の景気・物価・雇用のようすをまとめた報告書。FOMCの約2週間前に出るので、会議の参考資料として注目されます。
材料出尽くし(ざいりょう でつくし)
決算などの「楽しみなニュース」が実際に発表されると、期待で買っていた人が売りに回り、良い内容でも株価が下がること。

きょうの経済クイズ

  1. アメリカの9月の消費者物価(CPI)は、前の年より何%上がった?
    答え:3.7% 前の年より3.7%上がり、8月の3.4%より伸びが大きくなりました。2.6%は、食品とエネルギーを除いた「コア」の数字です。
  2. 「ベージュブック」とは何のこと?
    答え:FRBが出す、アメリカ各地域の景気の報告 FRBが年8回出す「地区連銀経済報告」のことで、12の地区連銀がそれぞれの地域の景気や物価のようすをまとめたものです。表紙の色からこう呼ばれます。
  3. IMFの見通しで、日本のGDPを2027年に抜くとされた国は?
    答え:インドとイギリス インドとイギリスに抜かれて、世界6位になる見通しです。日本は2023年にドイツに抜かれて4位になっていました。