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📝 2026年10月12日(月)朝刊の文字版

2026年10月12日(月)の経済ニュース

おはよう!3連休の最終日だね。金曜日のアメリカはハイテク株が持ち直して、ダウは423ドル高。でも週末は中東のニュースが多くて、原油の動きが気になるところ。今週は14日(水)のアメリカのCPIに注目だよ。

きょうのポイント

NYダウは423ドル高、ハイテク株が買い戻される

ひとことで言うと:前の日に売られたハイテク株が、金曜日は買い戻された!

9日(金)のアメリカでは、NYダウが423ドル上がって5万1654ドルで終わりました。前の日にオープンAIの売上げの報道で下がったハイテク株に「下がりすぎ」とみた買いが入り、ナスダック総合も3日ぶりに上がりました。来週から銀行を中心に7〜9月の決算発表が本格的に始まり、S&P500の会社の利益は前の年より29.5%増える見通しと伝えられています。

身近なものでたとえると:前の日に「売れ行きがいまいち」と言われた新メニューを、翌日「やっぱりおいしいよね」とお客さんがまた注文し始めた感じです。

日経平均は11円安でも、週では4週続けて上昇

ひとことで言うと:金曜日はほぼ横ばい、1週間ではまた上がった!

9日(金)の日経平均は、前の日より11円安い6万9030円で終わり、3日続けての下げでした。朝は900円近く下がりましたが、アメリカの株価指数の先物が上がったことで下げ幅が小さくなりました。TOPIXは0.33%上がり、東証プライムで値上がりした銘柄は全体の4分の3近くでした。1週間では前の週より721円高く、4週続けての上昇です。12日(月)はスポーツの日でお休みで、取引は13日(火)から。大阪取引所の夜間取引では日経平均先物(12月物)が500円安の6万8970円で終わっていました。

身近なものでたとえると:看板メニューは少し売れ残ったけど、ほかのネタがまんべんなく売れて、お店全体ではまずまずの1日だった感じです。

米長期金利が5.24%に上がり、ドル円は158円台に

ひとことで言うと:アメリカの金利が上がって、円がまた少し売られた!

9日(金)のアメリカの長期金利(10年もの国債の利回り)は前の日より0.02%高い5.24%で終わりました。原油が上がって、物価が上がりやすくなるのを心配した国債の売りが出たためです。日本とアメリカの金利の差が広がるとみて円が売られ、ニューヨークのドル円は50銭円安の1ドル=158円35〜45銭で終わりました。10月のミシガン大学の調査(速報)では、1年先のインフレ予想が4.7%と前の月より0.1ポイント上がりました。12日(月)のアメリカは、コロンバスデーで債券市場がお休みです。

身近なものでたとえると:となりのお店(ドル)のポイント還元がまた少し上がって、こっちのお店(円)からお客さんが少し移った感じです。

原油は91.85ドル、金は1.4%高。現物の原油は過去最高に

ひとことで言うと:ハリケーンと中東の心配で、原油の値段が高いままだよ!

9日(金)のWTI原油は前の日より0.36ドル高い1バレル91.85ドルで、2日続けて上がりました。ハリケーン「イサイアス」がメキシコ湾に近づき、石油の生産設備を止める動きが広がったためです。金も59.3ドル高い4216.3ドルでした。日経新聞によると、すぐに受け取れる「現物」の北海ブレント原油は5日に一時1バレル154ドル台と1991年以降で最も高くなり、先物より5割高い状態です。週末にはサウジアラビアの首都リヤドの空港が攻撃され、トランプ大統領がサウジへの協力を「検討する」と述べました。

身近なものでたとえると:「来月の魚」の予約より、「今日すぐもらえる魚」のほうがずっと高く売れている感じ。みんな、とにかく今すぐほしいんですね。

食料品の消費税を1%に下げる法案、13日から予算委で論戦

ひとことで言うと:食べ物の消費税を下げる法案が出たけど、お金の出どころがまだ決まってない!

政府は9日、飲食料品の消費税率を2027年4月から2年間だけ8%から1%に下げる法案などを閣議決定しました。減税と先に配る給付で1年に約5兆円かかりますが、その財源はまだ決まっていません。国の支出がふくらむのを心配する見方が債券市場などに残っています。高市首相らは「リフレ政策が必要な局面ではない」と強調していて、13日からは衆院予算委員会で論戦が始まります。

身近なものでたとえると:お寿司屋さんが「2年間は値引きします」と決めたけど、その分のお金をどこから出すかはまだ相談中、という感じです。

IMF・世界銀行の総会が12日からバンコクで

ひとことで言うと:世界のお金の偉い人たちが、タイに集まって話し合う!

IMF(国際通貨基金)と世界銀行の年次総会が、12日(現地時間)にタイのバンコクで始まります。タイでの開催は35年ぶりで、主要20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議も予定されています。財政やAIなどが話し合われる予定で、日銀の植田総裁は13日からタイに出張してG20に出席します。

身近なものでたとえると:世界中の寿司チェーンの社長さんたちが集まって、「魚の値段」や「新しい機械」の話をする大きな会議のような感じです。

きょう見ておきたいこと

きょうの経済用語

インフレ予想(期待インフレ率)(いんふれよそう(きたいいんふれりつ))
これから先、モノの値段がどれくらい上がると人々が思っているかを表す数字。ミシガン大学の調査などで分かります。高くなると、中央銀行が利上げを考えやすくなります。
現物と先物(げんぶつとさきもの)
「現物」はすぐに受け渡しする取引、「先物」は将来の決まった日に受け渡しする約束の取引です。今すぐほしい人が多いと、現物のほうが高くなります。

きょうの経済クイズ

  1. 政府が9日に閣議決定した法案では、飲食料品の消費税率を2027年4月から何%にする?
    答え:1% 飲食料品の消費税率を、2027年4月から2年間に限り8%から1%に下げる内容です。財源はまだ決まっていません。
  2. アメリカの「消費者物価指数(CPI)」は、何の動きを表す数字?
    答え:ふだん買うモノやサービスの値段 CPIは、家庭がふだん買うモノやサービスの値段がどれくらい上がったか・下がったかを表します。9月分は14日(水)夜に発表予定です。
  3. 12日(月)のアメリカのコロンバスデーで、お休みになるのはどれ?
    答え:国債などの債券の市場 業界団体のSIFMAが、12日は債券市場を終日休みにするようすすめています。株式市場はふだんどおり開きます。